準備や情報は高校2年がスタート!
大学や専門に進学したいけど奨学金はあったほうがいいの?
奨学金が必要か必要でないかを家族に確認しましょう。
高校2年生で家族と奨学金の話をするために、このサイトを使ってください。
オープンキャンパスや見学会で 奨学金の必要性を知っているだけで、入学金・授業料はいくら位、学校独自の奨励金制度があるかなど、見方が変わります。
奨学金と言えば 日本学生支援機構(略称はJASSO)。文部科学省の独立行政法人です。
このページは下記 参考資料をもとにしています。
- ①文部科学省「高等教育の修学支援新制度」令和元年9月30日更新
- ②日本学生支援機構(略称はJASSO)令和元年10月更新
日本学生支援機構の奨学金は大きく分けて 2種類です。
- もらえる奨学金(給付型奨学金)
2020年4月から文部科学省「高等教育の修学支援新制度」により授業料などの減免制度と給付型奨学金の拡充がなされます。対象は住民税非課税世帯とそれに準じる世帯の学生のみで利用者が限定されます。日本学生支援機構の給付型奨学金も 上記により変更されます。
詳しくは→もらえる奨学金を教えて - 借りる奨学金
利子が無く、借りた金額だけ返す(貸与奨学金第一種奨学金) 利子が有り、利子分をたした金額を返す(貸与奨学金第二種奨学金)
詳しくは→いくらぐらい借りられるの
もらえる奨学金は利用者が限定されているので、「うちは対象に入らない」と思ったら借りる奨学金の「いくらぐらい借りられるの」に進んでください。
もらえる奨学金を教えて
2020年4月(消費税10%による一部を財源とする)より変わります。≪参考資料①②≫
1.対象になる学生
親の年収(目安として270万以下)と家族構成により住民税を払わなくてよい世帯(住民税非課税世帯)の学生。下表の(ア)
親の年収(目安として380万以下)と家族構成により準じる世帯(住民税非課税世帯に準ずる世帯)の学生。下表の(イ)(ウ)
給付額一覧表(1年間の給付額)≪抜粋編集≫
注1)(両親・本人・中学生の4人世帯の場合の目安、基準を満たす世帯年収は家族構成により異なります)
2.対象になる学校は、大学、短期大学、高等専門学校、専門学校です。
参考資料①の「高等教育の修学支援新制度の対象機関数」令和元年10月21日現在
現在要件確認校数≪抜粋編集≫
*文部科学省「高等教育の修学支援新制度」で学校名一覧表がダウンロード出来ます。
特に専門学校に関しては 必ず確認をしてください。
3.もらえる奨学金は「1.対象になる学生」以外にも条件があります
- 生計維持者の資産額が定められた額以下であること
- 学習意欲の確認(高校在学時の成績、レポート、面談)
- 進学後の成績、出席状況のチェックがあり、定められた要件を満たさない場合、警告から支援を打ち切られます。
4.給付型奨学金でたりない分は、借りる奨学金も申し込めます。
借りる奨学金で、第一種奨学金(無利子)は 制限があります。
文部科学省「高等教育の修学支援新制度」で 給付型奨学金が大きく変わりました。詳細で正しい条件は 年度で変更になります。
2020年度は「JASSO給付型選考基準2020」で検索してください。*JASSOは 日本学生支援機構の略称です。
4月に進級して高校2年生になる学生は 大学等に入学するのは2022年4月です。JASSOは来年度の更新がある場合 秋にホームページ上に載ります。
奨学金の予約申し込みは 高校3年5・6月に始まります。高校2年生の内に準備ができていれば、スムーズに勉学に集中出来ます。
家族と奨学金の話をするきっかけに「大学等に進学するために知っておきたい奨学金の話」として、このサイトをご家族に教えてあげてください。
ご家族で話し合い、確認することができれば 不安が安心に変わります。
ここからは、借りる奨学金を中心にした話です。
いくらぐらい借りられるの
最初に借りる奨学金にも親の所得の上限額と本人の評定があります。【重要ポイント】
条件である家族の上限所得の家計基準と学力基準の目安の表 ≪抜粋編集≫
【エクセルのテーブルを入れてください。入れ方わからなかった。】
*4人世帯を例とした年収目安です
借りられる金額一覧表≪抜粋編集≫ 【重要ポイント】
【エクセルのテーブル?図の挿入】
第一種奨学金でたりない金額を、第二奨学金でさらに借りることができます。そのため、必要な金額を把握して、借りすぎないように注意しましょう。 【重要ポイント】
進学後に提出する「進学届」で、貸りる月額を変更する事ができます。奨学金が不要になった場合は辞退することができます。
いつからお金が入ってくるの
ズバリ!進学してからです。
大学等への入学後、進学届を提出した後に直接学生本人名義の口座に振り込まれます。「入学時特別増額貸与奨学金(利息付)」も初回の奨学金振込時に増額して振り込まれる。
だから奨学金では間に合わない入学前に必要なお金があります。 【重要ポイント】
- 受験のために必要なお金
受験料、遠方の場合の宿泊、交通費。 - 合格後、すぐに入金が必要なお金
入学金、授業料 その他 - 自宅外生になる場合は
アパート探し、入居に必要なお金。
推薦入学、AO入試の場合は 合格発表から納入期限が短く、11月までには準備が必要です。
お金の準備ができないための 入学辞退が毎年あります。
そのため、「入学前に必要なお金」を借りたい場合は、親名義で奨学金とは別に借りることになります。
教育ローンには一般金融機関以外にも下記のものがあります。 【重要ポイント】
- 日本政策金融公庫「国の教育ローン」
- 労働金庫の入学時必要資金融資(つなぎ融資)10月下旬に決定通知
「入学時特別増額貸与奨学金(入学後本人に振込)」とは別に借ります。奨学金(本人)振込口座を労働金庫に指定するなどの条件があります。 - 都道府県社会福祉協議会「生活福祉資金貸与制度(教育支援機構)」
いつから返すの
奨学金を返し始めるのは大学等の卒業後7か月目からです。3月卒業の場合は その年の10月27日が初回の返還期日となります。 【重要ポイント】
在学中は利子がつきません。卒業時に「貸与奨学金返還確認票」で借りた額の確認が届きます。
この時、無理して他の金融機関から「借り換え」することは絶対やめましょう。利率は奨学金が一番低いのです。 【重要ポイント】
奨学金のポイントを書いてきましたが、家族から「お金の用意はしてあるから大丈夫」と言われたら一安心。このサイトを閉じて 今、やるべき事に進んでください。
家族から「一部を借りてもらうと助かるわ」と言われたら家族とともにつぎに進んでください。
借りる奨学金で 【重要ポイント】 のある項目を中心に、まだ書ききれなかった注意点を
PDFダウンロード
家計の目から見た「奨学金で学生生活を送る」シートとして 300円でLINEPAYにより購入することができます。
内容は
- 高校2年生の現在やるべき事から奨学金をもらうまでの親の家計から見た2年間。平均金額から月々いくらぐらい借りるかの決め方。 高3の申込み「スカラネット入力下書き」の書き方。
- 学生本人が奨学金で学生生活を送り、簡易なお金の収支と、毎年の金額の見直し。卒業後の返済開始と繰上返済などの本人の家計設計(ライフプラン)。
この2段階で 必要な時期(スケジュール)に詳しく重要ポイントごとの注意点を提示し、学生本人が自分で書き込んでいく方式です。
LINEPAYの入金確認とともに添付されるPDFでA4用紙4枚を自宅やコンビニなどで 印刷ができます。
この「シート」がなくても充分 計画的に奨学金と向き合っていけます。 「ポイントごとにもっと詳しく知りたい」と思われた方、「お守り」がわりにあってもいいかな、と思われた方は申し込んでみてください。
「PDFをダウンロード」をクリックする前に ー PDF印刷用紙を手にするまでの流れ -
1.LINEpayに登録、チャージの確認をお願いします。 PDFの申し込みは LINEpay を登録しているスマホからお願いします。 LINEpay の登録が無い場合は保護者のスマホでの登録をお願いします。 合わせてチャージもお願いします。
2. 「PDFをダウンロード」 をクリックすると → 「カート決済画面」で購入クリック → 「確認画面」で確認クリック → 「確認されました画面」で「PDFをダウンロード「」を クリック → ダウンロードされるので保存をしてください
3.ダウンロードしたPDFを 自宅及びコンビニ、スーパーなどのコピー機により カラーコピーで印刷をお願いします。
奨学金は「お金の仕組み」が満載です。そして、自分から申請をしないと事が進みません。
奨学金を利用することになった場合、使わない人よりも一歩先に進んだと思ってください。
「学びたい気持ちを応援します」「社会への扉」など、高校からの配布物があると思います。 成年年齢の引下げを踏まえて、消費者庁や文部科学省等関係機関が「自立した消費者の育成」を目指した教材を作成していますので、目を通すようにしましょう。
このコーナーを書いた人
保坂桂子
さとやまFPラボ代表
ファイナンシャルプランナー
日本FP協会会員AFP認定者