たりない年金資金を増やすために、自分がもらえそうな年金額を試算する
統計データ上では収入のピークは55歳。60歳から継続雇用制度で収入が激減。働き方改革で残業代が減少。それでも・・・
年金不足分を貯めるのは55歳から65歳の間の10年間しか残されていない。
お金を貯めるだけが目標の10年間では あなたの人生もったいない。「ずーっとやりたいと思っている事」があれば、書き出しましょう。
55歳は勤め先から変化を迫られる年齢(賃金削減、早期退職、出向など)両方を同時にできる働き方を 選択肢の中から、あなたに合ったものを選びましょう。
次のような流れで年金を確認し、70歳時に残すべき金額を確認しましょう。現行の収入での年金を試算し、いつまで働く必要があるかまでを試算します。
1.「ねんきんネット」で年金を試算する
↓(いくらもらえるのか)
2.年金の試算額と平均支出から年金での不足額をだす
↓(年金だけで生活できるのか)
3.65歳までにかかるお金の試算
↓(リフォーム、住宅ローン、教育費)
4.65歳までに貯められそうなお金の試算
↓(退職金、現在の預貯金等の資産、10年間で貯める金額)
5.老後の資産のために いつまで働くか。70歳時にいくら残すか。
↓(働きながら年金を受け取るか、年金を繰り下げるか)
6.どう働くか 現在勤める会社の規約を知る
(会社も人事変革の時代に入りました)
老齢基礎年金、老齢厚生年金を65歳の時にいくらもらえるかの試算を「ねんきんネット」で試算できます。
「ねんきんネット」に登録し、年金額を試算しましょう。
夫婦二人のマイナンバー、年金番号が必要です。
ネットで「ねんきんネット登録」で検索。入力項目が多いので、自宅で行ってください。
毎年誕生月に送付される「ねんきん定期便」のアクセスキーの番号がある場合は項目を入力すれば、「ユーザIDご確認用のURLをお知らせするメールをお送りいたします。」となります。
アクセスキーの番号がないと、入力した内容を確認の上で、「ユーザIDのお知らせを5日程度で郵送します。」となります。
登録したら、「年金見込額試算」を頑張って出してください。
年金額を試算できたら、印刷または、次のようなメモ書きをしましょう。
夫 | 老齢厚生年金 | 円 |
65歳時の年月 | 老齢基礎年金 | 円 |
年 月 | 合計額 | 円 |
妻 | 老齢厚生年金 | 円 |
65歳時の年月 | 老齢基礎年金 | 円 |
年 月 | 合計額 | 円 |
夫、妻とで 65歳なる遅い方の年が年金での生活年となります。
男性昭和36年(59歳)、女性昭和41年(54歳)4月2日以後生まれの方から老齢厚生年金の受け取る歳が 65歳に統一されます。
(これ以前に生まれた方は段階的に受給年齢が早まっています。)
年金だけで、月々暮らせるのか、足りない金額はどれくらいなのかを調べてみましょう。
「老後は年金以外に2000万円必要」と国会で騒いだのはなんだったの?
≪日経新聞 抜粋編集≫で詳しく見てみると、2019年6月金融庁報告書に「老後、公的年金とは別に約2000万円が必要」と記載された。
金融庁報告書に書かれた老後の収支の例
高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみ世帯)
老後の生活30年とすると5.5万円×12ヶ月×30年=1980万円が不足となり、2000万円が必要と報告書に記載されただけで、算数的に正しいです。
金融庁は、「年金は足りないから資産運用をしてください」と報告書に書いただけで特別なものでも、新しい内容でもなかったが、国民に不安を与えてしまっただけという結果で終わりました。
年金の試算額と 平均支出から年金での不足額をだす
年金などの社会保障給付額は「ねんきんネット」から試算してでましたね。どれくらい、たりないかを面倒なことをせずに知りたい場合は金融庁と同じ方法で試算できます。
ねんきんネットの試算額 | 万円 | (夫婦二人の合算) |
金融庁報告書による平均支出 | 26万円 | |
不足分 | 万円 | |
老後の生活30年 不足分 万円 ×12ヶ月×30年 = 年金不足額 |
驚きの金額になったでしょうか?それとも納得ですか?
65歳までに別途でかかるお金と終わっていないお金の試算
65歳までにかかるお金
リフォーム代金 水回り(キッチン、お風呂、トイレと内部水道管)200万~自動車の購入・・・
65歳までに終わっていないお金
住宅ローン 年 万円×年数=
教育費 年 万円×年数=
合計金額が別途にかかるお金 万円
65歳までに貯められそうな お金の試算
- 予想している退職金
- 現在の預貯金などの資産
- 55歳(現在)~65歳までの10年間で貯められそうな金額
住宅ローンが終わるのが 年終了後は貯蓄に回せる金額年 万円×年数=
下の子の教育費が終わるのが 年終了後は貯蓄に回せる金額年 万円×年数=
合計金額が65歳の時の資産予想金額 万円
老後の資産のためにいつまで働くか、70歳時にいくら残すか。
老後の資産のために いくら必要かは
「65歳の時の資産予想金額」-(「年金不足額」+「別途かかるお金」)= 万円(0に近ければ 老後の生活費は まかなえます)
おおざっぱな計算ですが、老後の生活費は大体の予想がつくと思います。
不足額が多い場合は70歳時にいくら残すかをきめ、55歳(現在)~65歳までの10年間で貯められそうな金額を考えます。
現在勤める会社の就業規則を調べてみましょう。働きながら年金を受け取るか、年金を繰り下げるか。
どう働くか
現在勤める会社の就業規則を知る。55歳は勤め先の環境も変化が出てきます。賃金削減、早期退職、出向など。
ア.会社の定年は何歳(60、63、65歳)か、継続雇用制度による再雇用契約(給与が下がる)があるか
イ.副業は認められているか
老後の資産として残す額が決まり、セカンドライフをどう働くか, どう過ごすかを書き出してみましょう。
早期退職できるか、起業するか、収入はボランティア活動でも大丈夫か、田舎に住むか、今の会社になるべく長くいるか・・・
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- 印刷したPDF用紙に記入、郵送で送ってください
- キャッシュフロー表とご質問の提案書を簡易書留にて、返送いたします。
申し込む前に
- 「ねんきんネット」に登録し、年金額を試算してから
- LINEPayでの申込みから、6か月間が有効期限です。
- キャンセルの場合は6ヶ月の有効期間内に申込書に キャンセルと書いて郵送してください。
返金は3000円分のJCBギフト券を簡易書留で送ります。
個人情報の流出防止のために注意していること
- 個人情報の提示は極力少ない状態にします。
個人名は返信用封筒に貼る住所のみ使用。
生年月日は年齢のみ
電話番号は記載しない
その他事項も提案書に必要な範囲内でのみ申し込み書に書いてもらい返送時に申込書も返送し、個人情報が残らないようにします。 - 個人情報を守るために、郵送での方法をとりました。
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「お金の管理は 夫(妻)に まかせっきりでわからない」という時代は終わりました。
「人生100年時代」夫婦間の「共有する力」が余裕のバロメーターになります。
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このコーナーを書いた人
保坂桂子
さとやまFPラボ代表
ファイナンシャルプランナー
日本FP協会会員AFP認定者